「嫌ああぁぁぁぁッ!!」
人気のない倉庫に、少女の甲高い悲鳴が響き渡る。
「こんなの嫌です、助けてください、許してください、降ろしてください…っ!!」
少女の声に応える気配は何もなく、ただロープが彼女の体重にギシッ、ギシッと軋む音が聞こえるだけだ。
「誰か、居ないんですかっ?!誰か、聞こえませんかっ?!誰か、助けてください、聞こえてたら返事してくださいいぃぃ〜っ!」
少女の必死の絶叫も哀願も、誰にも聞こえることは無いだろう。あと何時間も経って、再びあの男が現れるまで…すっかり気力も体力も失った彼女を鉤から降ろし、もはや抵抗する力もないその肉体を心ゆくまで陵辱する時まで…彼女はただ一人、孤独と虚無と絶望を味わい続けなければならないのだ…。