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hr079
 少女は体操服のまま手足を縛られ、三角木馬に乗せられていた。その首に嵌められた首輪は前方から、後ろ手に縛られた両手は後方から自転車のチューブのように強力なゴム紐で止められている。自力で逃れられるように見えて、どちらに逃げてもゴムによって木馬の中央に引き戻されるという仕組みだ。

「なんで…私が、こんな目に…。」

 男がそう期待した通り、彼女は何度か前へ、そして後ろへと逃れようとした。しかし木馬の側面はツルツルに磨き上げられており、太股で必死に押さえつけてもゴム紐の張力を押さえ切れない。結局、ある程度進んではゴム紐に引かれて中央に引き戻され、その度に股間に新たな激痛が走るだけだった。

 …たとえ木馬から降りたところで、縄や首輪からは逃れられない。いずれあの男は戻ってきて、また彼女に新たな責めを加えることだろう。だが、それでも彼女は脱出を試みずにいられなかった。失せかけた力を振り絞り、両脚で木馬の側面にしがみ付く。そして右に左に体重を動かし…股間の激痛に耐えながら…木馬の前方へと進もうとする。両手にくくり付けられた後ろのゴムはビンと伸び、彼女をいつでも引き戻そうと待ち構えているようだ。

「もう少し…あと、少しの我慢だから…ここで、力を抜いちゃダメ…」

 だが次の瞬間、彼女の両足は木馬の側面で滑り、ズルズルと元の位置に引き戻されてしまった。

「もう…嫌あぁァッ!」

 痛みと怒りと絶望と…様々な感情が一気に混み上げてきて、目の前がぼぅっと遠くなった。気がつくと、両足に沿って生暖かいものが流れている。彼女は失禁していたのだった。自らの尿によって木馬はますます滑りやすくなってしまい、もはや自力での脱出は不可能に近い。

「もう、嫌だよ…もう嫌、こんなの…。」

@A_g@Cu`bg