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hr121
彼女は制服姿のまま縛り上げられ、放課後の体育倉庫に閉じ込められていた。
身動きする程に、縄はギチッギチッと軋んだ音を立て、ますます彼女の身体に食い込もうとするようだ。

「もう…止めてください…これを解いて、お家に帰してください…」

言っても無駄なことは百も承知で、彼女は哀願の言葉を口にする。
だが、彼女をこんな目に逢わせている男の耳には全く届かない。いや、むしろ彼女の哀願を楽しんでさえいるようだ。
彼はビデオカメラを片手に、彼女の姿を舐めるように撮り回している。
口元に浮かぶ冷酷な笑み。興奮を押さえかねるような荒い息づかい。
だが、それ以上の行為に及ぼうとする気配は無い。彼女を縛り終えたあとは、その身体に手も触れようとしない。
ただ、指先よりも淫靡な視線が、そしてカメラの焦点が何度も何度も、彼女の身体をくまなく舐め回している。
彼女には理解できない…女の子が縛られた姿を見て、ただそれだけで欲情に浸ることのできる人種がこの世に居ることを。
男は片手でカメラを構えたまま、片手で自分の股間をまさぐり始める。

「ハァ…ハァ、ハァ、ハァ…」

情けないような、気持ち悪いような喘ぎ声を上げ、男は生臭い息を吐いている。
こんな去勢された豚みたいな男に視姦されている…そう感じると彼女の全身に虫酸が走り、サッと鳥肌が立つ。

「あんた…最低よ!こんな事して…こんな事しなきゃ感じられないのっ?!」

満身の憎悪を込めて言葉を叩きつけると、男の唇が喜悦に歪んだ。

「もっと…もっと怒ってくれよ…もっと僕を貶めてくれ…ハァハァ…」


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