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hr157
日曜日の職員室は静かである。
その静かな部屋のなか、彼女は必死に身体のバランスを保とうとしている。
「さぁ、何分耐えられるかな?」
私は煙草に火を点け、目を細めて彼女を眺めまわす。
高さ制限一杯まで上げられた椅子。
天井から吊るされた左脚。
剥ぎ取られたスカート、晒された下着。
悲鳴も上げず、泣きもせず、ただ恨みがましい目で私を睨んでいる。
いまどき珍しい、健気で素直で良い生徒である。
だからこそ、こうして虐めたくなるのだ。
「何も言わないのかな?泣くなり叫ぶなり、好きにして良いんだよ?」
彼女は何も言わず、ただ視線を下に落とす。
椅子が少し動き、ギシッと縄の軋む音がする。

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