【戻る(BACK)】
hr173
彼女は泣き叫んでいる。
何故、どうしてと問い続けている。
やめて、もう許してとも訴え続けている。
あぁ、あぁ、君は何一つわかっていない。
君が、君の存在そのものが、僕をどれだけ傷つけたかを。
この部屋を見つけるのに、この木馬を準備するのに、
僕がどれだけ苦労したのかを。
君の肉体的な痛みなど、僕の心の痛みの前には
まるで遠く及ばないものだということを。
だから、僕はもっと君を痛めつけよう。
身も心も踏みにじり、傷つけ汚してやろう。
いつか、君も僕の痛みがわかるようになる。
そうすれば、僕らはわかりあえるんだ。
だから…

@A_g@Cu`bg