京子はなぜ、自分がこんな目に逢うのかわからない。
下校途中、歩道脇に停まった車に突然引き込まれ、
変な薬品のようなものを嗅がされた。
遠のく意識のなかで、車が遠くへ走ってゆくのを感じていた。
目を覚ました場所が何処なのか、彼女には検討もつかない。
薄暗い殺風景な部屋で、制服姿のまま柱に縛り付けられていた。
男は制服の上から彼女の身体を撫で回した。
スカートの中に手を入れ、半パンの上から股間をまさぐった。
悲鳴を上げて嫌がると、力一杯顔を殴られた。
「つけ上がんじゃねぇよ、このクソガキが!」
口にプラスチックの玉が押し込まれ、バンドが締められる。
もう、声を出すことも、あふれる涎を飲み込むこともできない。
「うぐ…うぐうぅ…」
男は満足気な目で彼女を見下ろすと、制服の胸当てのホックを外し、
襟元から手を突っ込んで胸を揉みしだいた。
「うぐうぅぅぅぅっ!!」
男がズボンのチャックを下ろす。
股間から引き出したそれを、激しくこすり始める。
やがて男はその先端を襟元にあてがうと…
白濁した粘液を、京子の制服の襟元に流し込んだ。
「うううぅぅぅぅっ!!!」
鼻を突く不快な臭い、例えようのない嫌悪感。
縛られた身をもだえる京子を、男はうっとりした目で見つめている。
…それから、何時間経ったのだろう。
冷たい板張りの床に正座させられ、足が痺れて感覚がない。
後ろ手に縛り上げられた手の感覚も失せている。
そして、次第に我慢できなくなってくる尿意。
それは一端意識してしまうと、呪いのように彼女につきまとった。
嫌だ…駄目だよ、こんな目に逢わされて、そのうえにお漏らしなんて…。
彼女は身を捩り、脚をすり合わせて尿意を抑えようとする。
だが時間が経てば経つほど、尿意はいよいよはっきりとした形で、
彼女の身体を苛んでゆく。
やがて、彼女の我慢も限界に達する時がきた。
「う…うぐぐぅ…っ!!」
ぶるぶるっと身体を震わせ、彼女は失禁してしまう。
最初は下着に、そして半パンに、そして制服のスカートに、
生暖かい尿が染み渡ってゆく。やがて床の板張りに、
一筋の尿がとろとろと流れ出した。
「おやおや、京子ちゃん、お漏らしかい?いけないなぁ。」
いつの間にか戻ってきた男に、彼女は怯えと恥じらいの入り混じった
視線を向けた。
男は両手で、怪しげなプラスチックの器具の詰った箱を抱えている。
「退屈だろうと思ってね、オモチャを持ってきてあげたよ。
きっと気に入ると思うんだ…これからが、お楽しみだよ。」