この人達は一体何がしたいのだろう？
こんな事をして楽しいのだろうか？
彼女には判らない、理解できない。
制服のままギチギチに縛り上げられ、
猿轡を嵌められて床に転がされ、
精液を浴びせられている。
取り囲んだ男達は一言も発さない。
ただ不気味な笑顔を浮かべ、
荒い息の間にくぐもった笑い声を上げながら、
ひたすら自慰行為に没頭している。
そして彼等が絶頂に達するたび、
びゅっ、びゅっと迸る精液が彼女に浴びせられる。
男達は入れ替わりながら次々に射精し、
彼女の制服を、顔を、髪を精液で汚してゆく。
鼻をつく生臭い異臭。
肌を伝って滴る粘液の不気味な感触。
これはきっと夢、悪い夢だと彼女は思う。
明日になれば、きっと何もかもが元通りになっている。
彼女はただ、それだけを信じ、それだけを願っている。