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hr227

「ひっ、ひっ…えぐっ、えぐっ…」
少女のすすり泣く声が、冷たい地下室に虚しく響く。
彼女のか細い両腕には不釣合いに無骨な木製の手枷を嵌められ、
黒光りする鎖で天井から吊るされている。
リボンタイのブラウスとプリーツスカートの制服を着たまま、
両脚にも鎖をかけられて、彼女は三角木馬に乗せられている。
股間にかかる体重から、彼女は必死に両腕で支えて逃れようとする。
だが両腕はぷるぷると震え、もう身体を支えきれない。
腕の力が抜けるたび、三角木馬はあどけない股間に容赦なく食い込み、
耐えがたい激痛を彼女に与える。
「いたい、痛い、痛いよぉ…もう駄目、許して、お願いします…」
涙にうるんだ目で、彼女は黒服の男達を見上げて哀願する。
何故こんな仕打ちを受けるのか、彼女には判らない。
彼らが何者なのか、一体何が目的なのか、それも彼女にはわからない。
ただ男達は繰り返し問うのだ、お前は魔女だろうと。
彼女が違うと言うと、責め苦は更に厳しさを増した。
判りました、私は魔女ですというと、ならば証拠を見せろと言われた。
証拠などもちろんない。すると、責め苦はやはり厳しさを増した。
はいと言っても、いいえと言っても、彼女は結局責められるのだ。
こんなの絶対おかしいよ!一体私にどうしろと言うの?!
彼女の小さな胸は怒りと情けなさと苦痛で張り裂けそうだ。
そんな彼女の思いと裏腹に、黒服の男達は視線を交わして頷きあう。
「どうにも全く、強情な娘ですな」
「仕方のない奴だ。ここは鞭でも食らわせてやるか?」
「それとも、両脚に重石でも吊るしてみますか。」
や、やめて…これ以上、酷いことはしないで…!!
彼女は思いつくかぎりの哀願の言葉を並べて許しを請う。
だが、その言葉が男達の耳に届くことはないのだろう。
見るからにおぞましい拷問道具を手に手に持ち、
彼等は目だけで笑いながら彼女の傍に寄って来る…。


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