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hr302-2

「何するのよ、このバカ!変態!今すぐ解きなさいよ!」
男子に押さえつけられ、恥ずかしい格好に縛り上げられてもまだ、タナベは強気を崩さなかった。
「女の子一人に男子全員でかかって、あんたら恥ずかしくないの?最低よ!あんたらみたいなクズ、全員退学にしてやるんだから!」
口汚く罵りながらも、タナベの表情は引きつっている。
両脚を広げて縛り上げられ、十数人の男子に取り囲まれては、さすがのタナベも不安を隠しきれないのだろう。
「いい格好だぜ、美化委員長」
「タナベったらこんなパンツ履いてるんだ、お子様だなーwww」
「今までさんざん男子をコケにしやがって、今度は俺達がお前をコケにする番だぜ」
「ねぇ今どんな気分?恥ずかしくて死んじゃいそう?」
口々に投げかけられる罵声に、それでもタナベは虚勢を張ろうとする。
「あ、あんたらみたいなクズに、パンツなんか見られても、恥ずかしくなんて、ないんだからっ!」
タナベはまだ知らない。僕らの恨みがどれだけ深いかを。

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