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hr315-2

知らない扉を開き、知らない階段を下ったところには「特別指導室」の札がありました。
先生はガチャガチャと鍵を回し、重そうなドアを開きます。
剥き出しの蛍光灯に照らされた、コンクリート打ちっ放しの、冷たくて狭い部屋。
その天井から、奇妙なものが鎖で吊るされています。
「君は今日一日、ここで反省していなさい」
「何ですかここ…反省って、私、こんなの聞いてません…」
「まだ口答えする気かね、どれだけ反抗的なんだ君は」
「で、でも、こんなのおかしいです!ここ本当に学校なんですか?!」
「ピーピーうるさいな、ほら黙って言うことを聞きなさい」
「ちょっとやだ、痛い!放して、乱暴しないでください!」
私は両腕を捕まれ、首と手首を木の板に挟まれてネジで留められてしまいました。

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